「単利」と「複利」、これは「単勝の利益」「複勝の利益」という意味ではありません。
念のため(笑)。
ご存知の方は多いかと思いますが、「単利」というのは投資元本を変えずに利回りを計算する方法。「複利」というのは投資元本に利回りで増えた金額をプラスして運用、投資元本を増やしながら利回りを計算する方法です。
言葉で説明するのが難しいので(^^;)表にしてみます。
たとえば
確実に年間20%の利息が見込める手段があるとして、

こんな感じ。
※複利の場合、前年度の数字が元本になるわけです。
単利だと100万円が10年後には300万円。
複利だと100万円が10年後には619万円。
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大体8年後には資金増加率に2倍の差がついています。
ということは、
このサイクルが繰り返されるほど、単利と複利の差は比べモノにならないほど広がっていきます。
さて、ここからが本題。
この考え方を競馬に当てはめてみます。
元金を100万円用意して、年間回収率が120%だと、丁度上の表のような運用結果になります。
単利よりも複利の方が効率が良いのは明らかで、この点に関しては比べるまでもなし。
そこで、複利で資金を運用していくことを前提に、どんな買い方が効率が良いか、それを考えてみたいと思います。
〜本命党と穴党の1年後〜
このコラムの副題を上記にしましたが、本命党と穴党の成績を仮定し、どちらの方が効率よく資金が増えていくかを検証してみます。
まず、回収率を固定し、的中率を以下のように考え計算してみます。
回収率120%
本命的中率:40%
穴党的中率:20%
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難しい計算はしませんが、上の数字だと、的中率が収束してくるのが、本命党だと20R程度、穴党だと40R程度必要になってきます。
なので、こう計算します。
※回収率を安定させるため、的中率のバラツキを出来るだけ平均化する必要がある。
本命→ 元本を20等分し、20Rを1期間とする
穴党→ 元本を40等分し、40Rを1期間とする
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そして計算したモノを表にしてみると、

こんな感じ。
資金回転効率が2倍違ってくるわけなので、長い目で見るとかなりの差が付きます。
※1日2Rで計算すると、1年後には大体200Rになります。
何が言いたいかというと、均等買い(単利)をした場合に同じ回収率が得られるやり方であれば、的中率の高い方がずっと効率よく資金を増やす事ができるということ。
わかりやすくいうと、
同じ回収率のモノでも、的中率が高い方がずっとずっと優秀ですよ、ということです。
少し話が逸れますが、的中率が高い方が精神衛生的にも良いですよね。
穴狙いでは10連敗、20連敗なんて珍しくなく、そういう状況の時に同じスタンスを貫き通すというのは結構ストレスになりますから。
さて、理屈は大体分かってもらえたとして、まず下の表をご覧下さい。

同期間での利回りが大体同じになっています。
このために必要な穴党の回収率は
142%。
穴党→ 5Rに1度、5点買いで35倍の馬券を的中させなければいけません。
本命→ 5Rに2度、1点買いで3倍の馬券を的中させなければいけません。
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どちらも簡単ではないですが、下の数字の方が目標として近づけそうじゃないですか?
人それぞれ得意な狙い方というのがあると思いますので一概にどちらのスタイルの方が良いとは言えませんが、私なら3倍の単勝をこまめに狙う方が簡単だと思いますし、性にも合います。皆さんはいかがでしょうか。
最後にひとつ、大事な注意点があります。
上の理屈を生かすためには、回収率100%以上の予想法や実力が必要です(^^;)。
私自身、まだ安定した的中率に欠け、1年位のスパンで見なければ回収率が安定しません。なので現時点では机上の空論になってしまうかもしれませんが、実力がついてきた時に回収率と的中率のバランスを考えられるようになれば、もうそこから先は負ける事など考える必要のない競馬ライフが待っているはずです。
その時のために、是非、参考にしてみて下さい。
-2007.06.05-
※次回は、馬券の無駄を省く事をテーマにしたコラムを予定してます。
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